お産・入院準備

お産・入院準備

お産が始まってから慌てないように 少しずつ準備をしておきましょう

急な出産にも安心して対応できるよう、妊娠後期(30週頃)から入院の準備を始めましょう。普通分娩では、緊急性の高い場合を除き、陣痛が始まってから全ての荷物を持って来院していただく必要があります。家族に荷物を持ってきてもらうことになっても困らないように、置き場所は家族にも知らせておくようにしましょう。


お産が近づいた兆候

● 前駆陣痛がおこる…時々お腹が張るが規則的ではなく、時間も短い
● 胃や胸がすっきりする…赤ちゃんの位置が下がることで、胃がすっきりして食欲がわく
● 頻尿・便秘になる…膀胱や直腸が圧迫され、頻尿や便秘が起こる
● おしるしが出る…子宮口が少し開き、卵膜がはれて少量の出血がある

お産のはじまりと電話連絡のタイミング

陣痛

赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮するときの痛みです。規則正しい10分間隔でお腹の張りや痛みが感じられたら、お産のはじまりなので、病院に連絡してください。病院まで距離がある(1時間以上かかる)方、経産婦さんは分娩が急激に進む場合もありますので、家で我慢せず、早めにご連絡ください。

破水

赤ちゃんを包む卵膜が破れて、羊水(温かい水)が流れ出ます。「パンと何かはじけたような感じがした」といわれます。破水が明らかな場合、破水かどうかわからない場合も病院へ連絡してください。なお、自宅で破水したときは清潔なパットを当て、前開きショーツを履いて来院してください。感染を防ぐため、入浴やシャワー・ウォシュレットの使用は避けてください。

注意!こんなときはすぐに連絡

● サラサラの血や、生理2日目のときのように量が多い出血
● 継続的な激しい腹痛
● 38℃以上の発熱がある
● いつもに比べて胎動が感じにくい、鈍い

その他にも「おかしいな?」と感じること、心配なことがあればお電話ください。


当院で用意しているもの

お産セット

・お産直後用パッド
・お産用パッド(M2袋・L1袋)
・使い捨て骨盤ベルト1つ
・産褥ショーツ1枚
・赤ちゃんおしり拭き(80枚入り×2)
・ベビーキャップ

ご自身でご用意いただくもの

分娩必勝グッズ

お産は体力勝負!エネルギーや水分補給ができるよう準備しておきましょう

● 食べやすい食べ物(小さいおにぎり・サンドイッチ・ゼリー)
● お茶・お水・糖分補給用のジュース ★ストローがあると便利です
● リラックスできるもの(CD・アロマ・クッションなど)

お母さんの持ち物リスト

早めに準備し、家族全員が分かる場所に置いておきましょう

● 母子手帳・健康保険証・印鑑
● 内金の受領書(出産育児一時金直接支払制度利用の方のみ)
● お産パッド 3~4枚
● 着替え(パジャマ)2~3枚・前開きのものが便利
● 授乳用ブラジャー 2~3枚
● 産後前開きショーツ 3~4枚
● 母乳パッド
● ハンドタオル・フェイスタオル・バスタオル
● 入浴グッズ(シャンプー・リンス・ボディソープなど)
● 洗面グッズ(歯ブラシや洗顔・化粧水など)
● ボックスティッシュ
● 箸・スプーン・コップ
● 室内履き(かかとのある履物)

記載の枚数は目安です。入院期間に応じて、必要な数をご検討の上揃えてください。ナプキンなどは「お産セット」にも入っておりますが、数が足りなくなりましたらご自身でもご用意ください。

赤ちゃんの持ち物リスト

入院中は病棟のものを使用いただけます(ベビー服・おむつ・ミルク・哺乳瓶・ガーゼハンカチ等)

● 退院時の衣類一式
● チャイルドシート ※車の場合は必須です
● おくるみ(時期により必要であれば)


これで安心!お産のながれまるわかり

初めてのご出産で不安なお母さんにもわかりやすく安心してもらえるように、分娩時の来院から出産・入院の流れをまるっとご紹介いたします。


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