体重コントロール – 大同病院産婦人科

妊娠中はつわりで食事が規則正しくとれなくなったり、好みが変わったり、食欲がわいてきて体重がどんどん増加したりと、食生活の大きな変化があります。妊娠中の体重はどのくらい増加してもいいのか気になっている方もいると思います。

体重増加量の目安は妊娠前のBMIによって決まります。

BMI=体重(kg)÷身長(m)^２

スクロールできます

● 赤ちゃんが生まれてくるときの通り道が狭くなる
　➡ 赤ちゃんがさがってこない
　➡ 出産のときに陣痛が強くなりにくい
● 妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクが上がる

妊娠高血圧症候群とは？

母体の全身に症状を引き起こす可能性がある
胎盤の機能が低下する
　➡ 赤ちゃんが育ちにくい
　➡ 常位胎盤早期剥離につながる危険性がある

妊娠糖尿病とは？

血液中のインスリンの働きが悪くなり高血糖の状態になること
　➡ 赤ちゃんが大きくなりすぎてしまう（巨大児）
　➡ 赤ちゃんの臓器へ障害を与える
　➡ 出産後赤ちゃんの血糖がさがる（低血糖）

● お腹の中の赤ちゃんが十分に育てない
● お産の時の体力がなくなる

～妊娠15週まで～

つわりで思うように食べられないこともありますが
食べやすいものを摂取できれば大丈夫です。

・１回の食事量を少なくする
・ 食べれるものを、食べたいときに食べる

～妊娠16週から～

つわりが落ち着き食欲が戻ってきます。妊娠しているからといって２人分食べる必要はありません。

・よく噛んでゆっくり食べる
・間食や夜食を控える
・寝る2～3時間前までに食事をとる

食品のカロリー
ヨーグルト1個：70kcal
みかん1個：130kcal
牛乳200ml：130kcal
おにぎり1個：200kcal
肉まん1個：230kcal
フラペチーノ1杯：350kcal

安定期（15週）を過ぎて、つわりが落ち着いてきたら運動を始めましょう！出産にむけた身体作りにもなります。重いものを持つなどのお腹に力が入る運動はお腹が張りやすくなるので控えましょう。

おすすめの運動

散歩・ストレッチ・マタニティヨガ

当院では、院内教室の１つとして「マタニティ・ヨーガ教室」を行っています。妊娠16週以降で、当院での分娩を予定している方ならどなたでも参加いただけます。マタニティ・ヨーガについて詳しくはこちらをご覧ください。